2025/10/22 17:20
自分の中の“大ハーン”が目覚めたMAREスタッフのMOTOです。
ある晴れた日の午後、事件は起きた。
日程表作りという永遠に終わらないルーティーンの中。
私の魂は、オフィスチェアという名の玉座で静かに死にかけていた。
その時、脳内に天啓が轟いたのだ。
「草原へ出よ」 と。
しかし、ここは雨季のカンボジア。近所に草原などない。
あるのは、自宅前にある庭。
だが、私の中の“大ハーン”は諦めない。
「ならば、ここを新たな『オルド』とせよ」
気づけば私は、吸い寄せられるように酒棚へ。
そして、運命の出会いを果たした。
『CHINGGIS GOLD VODKA』
神々しいまでの佇まい。その名を口にするだけで、馬のいななきが聞こえてくるようだ(気のせい)。
隣には、カンボジアのカシューナッツ。
…決まった。 今日はこの庭を征服し、ウォッカを呷り、カシューナッツを食らう、孤高の遊牧民だ。

まずは開戦の儀だ。『CHINGGIS GOLD VODKA』のキャップを捻る。
「キュッ」という音と共に、モンゴル高原の風が吹いた(気がした)。
無色透明の液体を、持参したショットグラスに注ぐ。
太陽の光を受けて、キラキラと輝いている。
これは聖水か?
意を決して、ぐいっと一口。
カァーーーーーーッ!!!
喉が焼ける!食道が燃える! これは、かつて世界を席巻した騎馬軍団の鬨の声だ!
脳内で地平線まで続く大軍勢が見える!
私は今、テムジンになったのだ!
そしてカシューナッツを口に放り込む。
カリッとした食感、そして優しい塩味。
荒れ狂うウォッカのアルコールを諭すかのような完璧なマリアージュ。
美味い。これは、美味いぞ!
って壮大な一人遊びに没頭していた、
しかし…私の帝国は、わずか1時間で終焉を迎えた。
夕日が俺の顔を赤く染める。
それは夕焼けのせいか、それともアルコールのせいか。
…たぶん両方だ。
ありがとう、ありがとう、『CHINGGIS GOLD VODKA』。
ありがとう、カンボジアカシューナッツ。
空になったボトルとゴミをきちんと片付け、
千鳥足で自分の部屋へと帰還した。
今日の戦いは終わったが、私の心の中の“大ハーン”は、きっとまた目覚めるだろう。
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