2026/05/22 11:57
本格的な雨季がスタートして
毎日朝から晩まで蚊と格闘しているMAREスタッフのMOTOです。
グラスを傾けると、ふわりと立ち昇る濃厚なカカオの香り。
まるで極上のビターチョコレートを目の前にしているかのような錯覚に陥るけれど、
一口含めばその印象は鮮やかに裏切られる。
クラフトジン「MAWSIM」が手がける『SINGLE NOTE Cacao』。
嗅覚を甘く撫でるカカオの余韻とは裏腹に、
舌を抜けるのは驚くほどキレのあるストイックでドライな味わい。
この香りと味の美しいギャップこそが、
今宵の晩酌のスタートラインだ。
カカオの香りを纏ったジンを迎え撃つ今日の主役は、
チョコレートでもドライフルーツでもない。
テーブルのセンターを陣取るのは、、、
丸みを帯びたフォルムが美しい上質な「カシューナッツ」たち。
今夜はあえて、2種類のカシューナッツを用意した。
素材の柔らかな甘みが際立つ「皮無しローストカシューナッツ」、
そしてジンのキレと見事に同調する「粗挽きwithペッパーカシューナッツ」。
甘くない「チョコとナッツ」の新しい方程式
チョコレートとナッツ。 スイーツの世界では王道にして絶対的な組み合わせだが、
今夜のテーブルに糖分は一切存在しない。
カシューナッツの濃厚な旨味が口に残る状態で、
MAWSIM SINGLE NOTE Cacaoをひとくち。
鼻腔を抜けるカカオの香りが、
カシューナッツの香ばしい油分と結びつき、
脳内では完全に「極上のナッツチョコレート」が完成している。
しかし、味覚が実際に捉えているのは、
どこまでもクリアでドライなジンのアルコール感と、
ナッツの深いコクだけ。
嗅覚で甘いチョコレートを味わい、
味覚でハードリカーとナッツを嗜む。
この五感を心地よくバグらせる不思議な感覚は、
一度体験すると抜け出せなくなるほどの魔力を持っている。
ローストカシューナッツで香ばしさを堪能し、
ジンで香りを添える。
次はペッパー風味のカシューナッツで舌に刺激を与え、
再びジンで流し込む。
ただその反復運動すらも、
洗練された香りと味の交差によって特別な時間へと昇華されていく。
甘さを削ぎ落とした、
大人のためだけの「チョコとカシューナッツ」の宴。
今夜はもう少しだけ、
主役のナッツが魅せる多彩な表情と、
この静かで芳醇なループに身を委ねていたい。
今回使用した商品
